昨日は久々に長丁場の仕事で、眠気が酷かったので更新できなかった。特に書くこともなかったし。
WSL環境にGentooを入れてみている。
WSLというのはWindowsの上にLinuxの環境をつくるための仕組みで、OSが2つあって何がよいかと言うと、平たく言えばmacOSで使われているのと同じWeb開発などのツールが、あちらと同じ使い勝手で使えるということ。LinuxというものはOSとして使うためのツールも含めて、ソースコードといっしょに公開されており、それらをまとめつつアプリの管理のしくみなどを整備したもの(ディストリビューションと言う)がいくつも存在する。Ubuntuとか、Red Hat Enterprise Linuxとかもディストリビューションだ。
Gentooの特徴は「バイナリ(ソースコードをPCが直接扱える形式に変換したもの)をディストロ側で頒布せず、逐一ユーザー側の環境で自動的に組み上げる」というもので、これのせいかインストールや環境構築が苦行と言われている。ただしきちんと構築すれば使っているPCに合ったバイナリを作ることができるので、柔軟なシステム構築ができるため、根強い人気がある。当ホームタイムライン方面にも使い手がいる。
Gentooのつらさは主にカーネル(PCのハードウェアをいい感じにアプリケーションから使えるようにするためのソフトウェア)の構築に知識が必要な所、GUI(マウスとかで操作できるユーザーインターフェース)の構築にえらく時間がかかる所で、前者はWSLの仕組み上あらかじめ用意されたものを使うことになっており、後者はWSL環境で使うことは実際あまりないので構築しなくてもよい。
実際構築してみると、現代においてWeb開発の環境だとそもそも動かしているソフトウェアってどこかからバイナリを直接拾ってくることが多いな、と感じる。Node.jsはfnmでバージョン管理しているので使っているのは公式のバイナリだし、DenoはGentooのリポジトリに入っていないので、これも公式バイナリをスクリプトで取ってくる。Rustはリポジトリに入っているが、バイナリ版があるのでたぶんビルドが死ぬほど長いと察し、バイナリ版をインストールした。
Gentooの売りである柔軟性や細かなパフォーマンスチューニングは、WSLのような比較的ミニマルな環境でこそ活きてくると思う。stage3をWSLに食わせてちょっと設定ファイルを書き換えるだけではじめられるので、興味のある諸兄は試してみよう。
VALORANT Challengers Japanのメインステージが開幕した。これを書いている時点で4試合目がはじまったところ。Championsなどを見るに海外ではそこをなんとかしようとする動きがある(韓国では平日にも試合をしていたり)が、日本は相変わらずハードスケジュールだ。
キャスターが増えたのでおじさんズの負担も軽くなり、総当たり戦のリーグ形式になったためじっくりと好きなチームを応援できるようになったのは良い。ZETAファンなのでパシフィックリーグももちろん楽しみだが、被せないようにしてくれているんだし日本のシーンもしっかり楽しみたい。